生存戦略模索blog

うつ病、発達障害から退職した元公務員が人生の再構築を模索するブログ

ウソつきが儲かるネット社会

ネット社会の特質

 こんにちは、umashikaです。

 

 世の中のサラリーマンの方は、本日が仕事納めという方も多いのではないでしょうか。今年も一年間、本当にお疲れ様でした。私は今無職なので、今年は関係ないですが昨年まではサラリーマンでしたので、12月29日は一年で最も解放感を感じる特別な日でした。

 仕事をしていないと日々の仕事由来のストレスはありませんが、仕事納めや、夏休み、GW前日など、サラリーマンに許された1年のうちで数少ない自由を感じることが出来る日を噛み締めることが出来ないのは、少し寂しい気がします。

ネットでは嘘をつく者が儲かる

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 さて、昨晩テレビを点けたらたまたま西村博之氏(以下、ヒロユキ氏)が出演していたので、なんとなく観ていたら、現在のネット社会について興味深い見解を述べていたので、思わず見入ってしまいました。その番組は、12月27日(火)23:20からテレビ朝日で放送された、『メイプルマナミの極め人人生相談』という番組で、特定の分野を"極めた"悩み人を招いて、その悩みにメイプル超合金橋本マナミさんが回答するという内容でした。

 

 ヒロユキ氏といえば今やすっかり国民的巨大匿名掲示板に成長を遂げた、2ちゃんねるの創始者として有名になりましたよね!

 

 ヒロユキ氏プロフィール↓

西村 博之(にしむら ひろゆき1976年11月16日 - )は、日本実業家タレント。インターネット上では主にひろゆきとして知られ、2ちゃんねるの総合案内で永遠の19歳と自称していたこともある。

2ちゃんねる (2ch.net) の開設者かつ初代管理人であり、2ちゃんねる (2ch.sc) および4chan管理人。東京プラス代表取締役未来検索ブラジルおよびティーケイテクノロジー取締役を務めるほか、ニワンゴの取締役を歴任した。

 

西村博之 - Wikipedia

 

 2ちゃんねるは今でこそ誰もが知る存在となりましたが、ネットの急速な普及期に公開された大ヒット映画『電車男』が契機となって、全国的にその存在が知られるようになりました。それまでは、「名前だけは知っているが、ネットマニア達により造られた、独特の響きを持つ"2ちゃん語"が飛び交う、なんだか得体のしれないアンダーグラウンドな世界」というイメージを抱いていた人も多いのではないでしょうか。かくいう私もそうでした。

 

 2ちゃんねるは匿名で書き込みが出来るので、当時から暴言や真実に基づかない名誉棄損的書き込みが多発し、ヒロユキ氏はその管理責任を問われ、いくつもの損害賠償訴訟を提起されていますw

 ヒロユキ氏は自身が作り出したこの2ちゃんねるによって、ネットにウソばかりが蔓延るようになったと嘆いていました。

 

 例えば、最近問題になった、国内ソーシャルメディアソーシャルゲームのパイオニア的企業、株式会社DeNAが運営する医療関連キュレーションサイトである『Welq』が、多くのアルバイトを雇った上、ネット上に転がっている真実かどうか不明な情報をただコピペしただけの劣悪な劣化ページをおびただしい数生成させ、大炎上した件と思われる件に言及し、「ウソでも、たくさん見られればそれで莫大な広告収入を得ることが出来る。だからまた、ウソをつく。」と見解を展開。

 今はネットで調べものをしても、検索して上位表示されるのがコピペだけのまとめサイトやキュレーションサイトであることも多く、検索結果が表示される度に興ざめ、本当に必要な情報にアクセスすることの障害になっています。

 個人アフィリエイターのブログならまだしも、株式会社DeNAは東証一部上場企業です。社会的影響力も絶大な企業が倫理も遵法意識もなく、かつてモバゲーやソーシャルゲーム市場でネット時代の寵児として名を馳せた者が、自らネット社会の劣悪化に加担して落ちぶれてしまうとは、皮肉なことです。

 

悪目立ちでも、とにかく目立って知名度を上げれば儲かる

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 ネット社会では一般人でもTwitterやFacebookなどのSNSで少しの悪ふざけのつもりで投稿したつぶやきが、少しでも法に反していたり(未成年飲酒・喫煙くらにの違法性でも)、倫理に反していたりすれば、瞬く間に炎上し、本人が通っている学校や会社、自宅住所まで特定され、一斉に苦情の電話、メールを入れ本人を退学、退職に追い込んだりします。

 確かに、違法行為や反社会的行為は、決して良いことではありませんが、全く本人と関係のない匿名の第三者が「正義の私刑」と言わんばかりにこのような炎上行為に加担するのはいかがなものだろうと思ったりします。犯した行為に対する制裁の程度としては不相応に過大な気がしますし、そもそもそのエネルギーをもっと生産的に自己の為にお使いになってはいかがだろうか、と思うところです。

 それだけ、たくさんの人がストレスを感じている社会ということなのでしょう。悲しいことです。

 

 この、炎上というネット特有の性質を逆手に取って、巨万の富を手にする一枚上手の者も登場しました。例えば、5年ほど前に大きな話題を呼んだネオヒルズ族の雄と呼ばれた、与沢翼氏。「秒速で1億円稼ぐ男」として自身の書籍出版に合わせて東京の地下鉄をジャックし、一面彼の広告だらけに。そのインパクトある風貌と自信満々に金儲けの奥義を語る彼の姿は、きっと多くの人に良くも悪くも強烈な印象を与えたことでしょう。

 

 「貴方も私の開発したメソッドを実行すれば、簡単に大金が稼げます!」と居住地である六本木ヒルズの部屋で札束を一面に広げ、視聴者に語り掛ける彼の手法に、胡散臭いと思いながらもセミナーに参加したり、教材を購入したりした方もいらっしゃるのではないだろうか。

 しかし、実際彼がやっていたのは、そのように人の欲望を煽って、高額な情報商材を販売するだけの搾取ビジネスだったと気づいた時には後の祭り。果たして彼のいう通りにアフィリエイトを実践して自分が投資した以上の金額を回収した方はどれだけいたのでしょうか。言うまでもありません。

 

 堀江貴文氏や藤田晋氏らの元祖ヒルズ族が、事業の結果としてのヒルズだったのに対し、与沢翼氏をはじめとするネオヒルズ族は、手段としてヒルズ(巨額の宣伝広告費)を利用していたに過ぎないのではないでしょうか。

 

社会的な有益性は別として、ビジネスとしては正しいか

 与沢氏のやり方には、10中8、9以上の方は直観的に嫌悪感を覚える人の方が多かったと思います。しかしそれで良いのです。彼の狙いは9割に嫌われても、残りの1割の強烈なファンを獲得出来れば良かったのですから。

 1万人の人に認知されているある商売人が9割の人に好意的に思われていたとして、潜在的顧客は最大で9千人です。一方、100万人に認知されているある商売人が、例えその1割の人にしか好意的に思われておらずとも、潜在的顧客は10万人になるのです。

 

 つまり、自分を知っている人の母数を増やせば良いのです。どんなに悪目立ちしようとも、100%の人に嫌われることなんてありえません。強烈な個性を持つ人は、嫌われもしますが、大抵、一定度の強烈なファンも獲得します。ですから、ビジネス的には、ネット社会では悪目立ちでも目立ったもん勝ちと言えるでしょう。

 

 まとまりのない文章となってしまいましたが、最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

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